2010年2月21日日曜日

【南但支部】『1.17は忘れない!地震防災・減災セミナー』 ~防災・減災・みんなの絆~

(社)兵庫県建築士会南但支部青年部会では、

地元の小学校と連携して「防災・減災セミナー」を展開しています。



『1.17は忘れない!地震防災・減災セミナー』 
  ~防災・減災・みんなの絆~  出前講座


◇日時:2010年2月21日(金) 14:00~
◇場所:養父市立大屋小学校体育館
◇対象:全校児童・教職員および児童保護者・一般地域住民(合計450名)

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当日の模様を、南但支部の松本部会長に報告してもらいます



2010年2月21日 14:00~
《事業の目的》
【行政ばかりに頼らない力を身に付ける】
 いざという時の為に防災知識を各家庭一人ひとり周知徹底して頂き、地域の安全は地域住民で助け合い連携をとることを目的とする。
【地域で耐震補強の向上】
 地震に強い建物のしくみを知り、わが家の耐震性について理解する。
【家族・地域の絆を育成する】
 災害発生後のボランティア活動や助け合いについて話し合い、身近なところからの防災を今一度、家族・地域そしてみんなで再確認する
【心をつなぐ~みんなの絆~
 阪神淡路大震災の犠牲者の心を風化させないために…。
《事業の内容》
1.建築士会による講話「防災・減災対策は地域活動と学校教育から」
 今一度、震災について考え、阪神淡路大震災を知らない子供たちに命の大切さや思いやる心・みんなで助け合う絆を体験話から学ぶ。 
2.実大三次元振動破壊実験施設(Eディフェンス)での地震実験映像を放映
 木造およびRC造などの建物崩壊模様や家具などの転倒模様を放映する。                           
3.木造軸組住宅模型[ぶるるくん]による振動崩壊実験を実演
 台車で住宅模型を揺らして崩壊させ、建物の強度や揺れ方を体験する。
4.実物大軸組模型での地震時筋かいの役割を実演
 地震時筋かいの役割を学び生徒たちに実演する。
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参加者を前に説明する、松本部会長
  
5.家具転倒による二次被害の報告と転倒防止器具の使い方を実演
 家具転倒による二次被害状況を報告し、転倒防止器具類の紹介や使い方を実演する。                            
6.身近に出来る防災スリッパの作り方を実演
 新聞紙を用いて防災スリッパを生徒たちと作成する。
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7.災害用防災グッズおよび非常用食糧の紹介・展示
 非常用持出し袋や非常用食糧の紹介・展示をする。また備蓄用食糧も用意し、かんぱんについては参加者全員に試食体験も行う。
《今後の検討課題》
 体験型・ふれあい型の講演会とすることで、われわれ建築士と地域住民との距離も近づき身近に相談し合える存在を図る。
 行政機関と連携し地域の危険場所を啓発するため、防災マップの作成やタウンウォッチングなど地域住民参加型の防災活動・講演会に取り組む必要がある。


南但支部の松本部会長、報告ありがとうございました。
「建築士(会)は身近な存在」ということを、市民の皆さんに知っていただく事は、本当に大切なことだと思います。
身近な存在=信頼(信用)できる人 
となるように、今後もこれらの活動を地道に続けていきましょう。
みんなで、がんばりましょう。
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