2009年8月29日土曜日

【青年委員会】講演会:建築夜話『冊子の及ぼす共感の輪』が行われました

(社)兵庫県建築士会には、青年委員会も含めていくつかの委員会があります。
   
詳しくは(社)兵庫県建築士会のホームページをご覧ください⇒コチラ

今回は、事業委員会が継続して行っている『建築夜話』事業に青年委員会として参画してきました。



建築夜話 第10回
『冊子の及ぼす共感の輪』
          講師:辻 慶樹(書道家)


日時: 2009年8月29日(土) PM2:30~PM5:00
場所: 明石市立望海コミュニティーセンター
 


講師紹介
辻 慶樹
 1944年3月 奈良県天理市で生まれ
 「ことば=言霊(ことだま)」と考え、プラスのことばを使った短文を創り、独特の筆文字で何ともあったかいと好評、書展も30回を超えている。

著書:『ことばは命』『ことばは光』
辻先生姿見


建築士といえども、四六時中建築のことばかり考えているわけではありません。
建築以外の専門家の話を聞くことで、建築士としての資質の向上を目指して、「建築夜話」は行われています。
過去には、画家、家具作家、樹木医、写真家、住職、と職種にとらわれない幅広い人選により、毎回面白い話を聞かせてもらっているとの事。
興味はあるけれど、なかなか参加するには至らなかった現実を踏まえ、委員会として、「建築夜話」事業に参加してみようと言うところから、今回の事業への参画が決まりました。

幸い、青年委員会の中には、事業委員会に出向している者も多く、両委員会の交流にも一役買うのではとの思いもあり、この日の事業参加となりました。



2009年8月29日(土) PM2:30~
定刻になり、辻慶樹先生が会場に入ってこられました。
会場には、辻先生が書かれた多くの「書」が、所狭しと貼り出されています。
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これは、当日配られた資料ですが、これらの書の原画が貼り出されていました。
辻先生のしゃべり口調は柔らかいのですが、言葉の持つ重さからか、私には力強くさえ感じられました。
講演がはじまり、程なくして、辻先生が会場に集まっている参加者を指名し、多くの「書」の中から、気になるものを一つ上げさせていきます。
その時、私と辻先生の目があってしまいました。
案の定、辻先生は私を指名され、「どの書が気になりますか?」と問いかけられます。
私は、「笑」と書かれた書を指差しました。
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実はこの字には、笑うという漢字を面白おかしく書いているだけではなく、ちゃんと意味があるのです。
字を良く見てください
分解すると「一+日+一+回+大」となり
続けて読むと「一日一回大きく笑う」となります。
あえて説明する必要もありませんが、人間が日々生きていく中で、「笑う」ということの大切さをあらわした書です。
講演は、こんな感じで、全ての出席者を指名しながら、進められていきます。
それぞれの書についての内容は、ネタばらしになってしまいますので伏せておきますが、生きる勇気を貰ったように思いました。
また、建築とは全く関係ないのですが、人との接し方にも通じる話が多く、建築士(建築人)として得るものが多い話だったように思います。
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講演の後の抽選会で頂いた絵はがき
終始和やかなムードの中、講演会は終了。
なんだか、すがすがしい気分になっているのは私だけではなかったはず。
勢いというわけではありませんが、ついつい、辻先生の本を買ってしまいました。
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通販でも購入できますので、是非
講演会終了後、事業委員会+青年委員会で合同懇親会を開きました。
辻先生も引き続きご一緒してくださり、またまた多くのお話を聞かせていただきました。
本当に貴重な経験をしました。
さきほど、辻先生の書の絵葉書を紹介しましたが、
「この子は、父ちゃんと母ちゃんの宝もん」を自筆で書いていただきました。
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ありがとうございます。家宝にします。
楽しくおしゃべりしていると、さらさらっとこんなものまで
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私の似顔絵です。似ている・・・
事業委員会の先輩方とも懇親がはかれ、青年委員会として実りの多い一日でした。
事業委員会の皆さんありがとうございました。
そして、これからも青年委員会をよろしくお願いします。
今日の経験を明日からの生活に活かしていきたいと思います。
                       (報告者:青年委員長 阿部徳人)


辻先生が、新聞に載ったときの記事です
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