2009年11月24日火曜日

【青年委員会】「若手建築士に向けた構造研修会」開催に向けて

(社)兵庫県建築士会青年委員会では
自分たちのスキルアップの為に、研修会を準備しています。



『若手・構造専門家以外の方への構造研修会』開催に向けての準備作業

◇日時:2009年11月24日  19:00~
◇場所:(社)兵庫県建築士会事務局会議室

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(社)兵庫県建築士会事務局の看板です

山本副委員長が中心となって準備を進めてくれています。



この日は、本部会議室において、構造研究会の世話人の方と今後のどのようにして話を進めていくのが良いかについて話し合いました。
青年委員会からは、私と山本副委員長、そして、構造研究会からは、正木さんに出席いただきました。
ここで、山本副委員長が委員会に提案した際の文章がありますので、そちらを紹介しておきます。
(どのような思いで、今回の構造研修会を提案したかがわかっていただけると思います)


「若手・構造専門家以外の方への構造研修会について」
建築基準法が改正されて2年が過ぎました。今年11月より構造一級建築士の関与が義務付けられました。
若手の建築士の現状はどうなったのでしょうか?
構造技術者と意匠設計者に多少温度差があり、考えが違うように思えます。
・構造設計者-業務量が増えているが、設計期間が短縮
・意匠設計者-構造の部分は構造技術者に全て相談
全ての施主や建築士がそうではないと思いますが、最近の仕事で適判の期間が増えた分、実施設計を短縮する事で、仕事を納めようとする物件が増えてきたと聞いています。
そこで、基本設計する際ある程度構造的に無理のない計画に出来ないかを講習したいと考えています。
どうしても、意匠上これで納めたいという部分は残しても良いがどこかに犠牲が出てくることを認識して欲しい。
全て理解するのは無理だと思いますが、根本的な柱を抜けば上階の梁が大きくなる位は理解して欲しい。
そんな単純な事柄を面白く講習出来ればと考えています。



山本副委員長の熱い思いが皆さんにも伝わったでしょうか。
ちょっと、きつめの事を書いてくれとお願いしましたので、もしかすると気を悪くされる方も居るかもしれませんが、問題提議をしていく上でのことですのでご理解の上ご了承下さい。


以上のような思いを、構造研究会の方にもお伝えしながら、この日の話し合いは進められていきました。
話し合いといっても、そんな大げさなものではなく、「今後一緒にやっていきましょう」と言った感じの顔合わせ的なものですので、正直そんな難しい話はしていませんが・・・
構造研究会としても、山本副委員長の考えには大いに賛同していただくところがあるようで、前向きに取り組んでいただけると約束していただきました。
今年度の開催は時間的に難しいですが、来年度の中ごろには、1回目の研修会が開催できるよう、今後も準備を進めていきます。
経過報告もこのブログでしていきますので、意見などあれば、お寄せ下さい。
乞うご期待!!