2010年11月4日木曜日

【阪神支部】「幼稚園での木工教室~その1~」を開催しました

(社)兵庫県建築士会阪神支部青年部会では、毎年この季節になると、地域貢献活動の一環として「幼稚園での木工教室」を行っています。

今までに宝塚市、西宮市、猪名川町などで行ってきましたが、今年は新しく芦屋市の幼稚園で行うことになりました。



子どもたちの想像力は無限大!!
「幼稚園での木工教室(1)浜風幼稚園編」





日時◇2010年11月4日(木) 9:30~
場所◇芦屋市立浜風幼稚園
主催◇(社)兵庫県建築士会阪神支部青年部会
対象◇浜風幼稚園の園児たち

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お日柄も良く、絶好の木工教室日和でした。



今回の木工教室での私の役割は、材料の調達。
家を建てる時に出てくる端材をさらに細かく切って、工作の材料を作りました。

当日は、新しく阪神支部に入った(と言っても、だいぶん前の事になりますが)草野リーダーを中心に、毎度おなじみの「お助け戦隊ケンチック」たちが、浜風の子ども達の想像力を十二分に引き出してくれたようです。

それでは、写真を交えながら報告を


2010年11月4日(木)

まずは司会の安田君から、(社)兵庫県建築士会のこと、そして阪神支部青年部会のこと、を説明し、その後、どうして建築士が木工教室を行うのかなんて事を時にはユーモアを交えながら、話していきます。

芦屋市には初お目見えとなるケンチックも、好意的に受け止めていただいたようです。

実を言うと、ここだけの話ですが、今回のケンチック、「ケンチック内人事異動」がありまして、レッドとグリーンは初出動だったんです。

まぁ、阪神支部の青年部員もここ1年でどっと増えましたので、当たり前といえば当たり前ですが。
「きっと緊張したんだろうなぁ」とわが身のことのように思います。

さて、木工教室の方ですが、
相手は幼稚園児ですので、あんまり難しい作業はさせられませんが、1日の作業の中で最低でも1回は、建築の道具を使って作業をしてもらうようにしています。

時には、のこぎりだったり、時にはかなづちだったり、ある時はインパクトドライバーだったり。
今回はのこぎりを使って、杉板を切ってもらいました。
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お父さんお母さんにも手伝ってもらって、一生懸命切ります。
のこぎりを使うのが始めての子どもたちも多く(普通そうかもしれません)、悪戦苦闘の様子。
ケンチックも、適当な距離感を保ちながらサポートしていきます。

材料を切り終えたら、今度は子ども達の想像力爆発の時間です。
おっと、今日何を作るのかをまだ言っていなかったような。

今回作る物は「秋の庭造り」と言いまして、台座の上に、あらかじめ用意しておいた木切れや近くの公園などから拾ってきた草木や石などを貼り付け、自由に庭付き一戸建ての箱庭を作ってもらおうというものです。

阪神支部青年部会で行う木工教室では既に定番と呼ばれるほど代表的な作品で、自信作の一つです。

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台座にまず家に見立てた木切れを貼り付け(この木切れを切るのが今回の僕の役割だったのですが)、そのあと庭に植物に見立てたどんぐりや葉っぱなどを貼り付けていきます。

今回は木のぬくもりをそのまま感じてもらう為に色づけはしませんでしたが、これはまたこれで、いい感じです。

こうして、世界に一つだけの、そして、生まれて始めての(それは大袈裟か・・・)家づくりが完成していきます。

「秋の庭造り」をする度に思うのですが、子ども達の発想は突き抜けています。

木切れの家にしても、三角の屋根を違った角度にくっつける子、四角い木を二段重ねてくっつける子、本当に様々です。

きっとこの子どもたちがもっと大きくなったら、もっともっとびっくりするような家を建てたりするんだろうなぁと感心させられます。

出来上がった作品は
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こんな感じです。

写真なのでわかりにくいかもしれませんが、それぞれがそれぞれの小さなスペースの中で大きな個性を発揮しています。


今年の木工教室は、今回を含めて全部で3回行われます。
まずは3分の1が終了ということで。
次回は11月13日、場所を宝塚に移して開催されます。
ケンチックの活躍に乞うご期待!!


おしまい