2010年3月27日土曜日

【報告】『建築紛争に関する勉強会』に出席してきました(1)

本部事業委員会主催の勉強会に出席してきました。



建築紛争に関する勉強会
『建築設計契約と専門家の説明義務』


◇日時:2010年3月27日 15:00~17:00
◇場所:神戸市立勤労会館(神戸市)

◇講師:宇仁美咲弁護士(岡本正治法律事務所)

◇主催:(社)兵庫県建築士会 事業委員会

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「兵庫県建築紛争」なんとも仰々しいタイトルですが・・・



2010年3月27日(土) 14:30頃
会場に到着
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「神戸市勤労会館」
神戸市には、もうひとつ「勤労文化会館」なるものが存在しますので、「本当にこっちでよかったかなぁ」などと不安になりつつ、会館の中に入ると、
「兵庫県建築紛争」
と予定表に書かれていましたので、ほっと一安心。
2010年3月27日(土) 15:00
定刻になるのを待って、勉強会は開会。
まずは事業委員会の井上委員長が今回の勉強会を開催するに至った経緯を説明。
「一般に建築設計請負契約は、設計図書の作成及び引渡しを目的とする請負契約と解される」
との判例が出たことを受けての勉強会であることを説明されました。
建築業界に携わる者としては、非常に興味深い内容です。
今回の判例はまだ、判例事集にも載っていないそうなので、そう考えると、プレミアムな勉強会だったと思います。
(出席していて良かった)
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講師である宇仁弁護士を中心に、全員が対面形式に座り、宇仁弁護士が説明される内容をとても理解しやすい勉強会でした。
勉強会の内容は、
・訴訟にいたった経緯
・判決の解説
・更に詳しい解説
といった内容でした。
詳しい内容報告は、プレミアムな勉強会ということで伏せておきますが、とても得ることの多かった勉強会でした。
新聞や雑誌から読み取る内容でも、弁護士の先生に解説してもらうと受け取る印象は全然違ったものとなり、今までの理解が甘かったことに気づかされました。
「設計業務は請負契約だ」とショッキングに捉えていましたが、「本当の問題は別のところにあるのだと思う」との解説にうなずかされるばかりでした。
今回の勉強会には、青年委員会からも、神戸の荒川部会長、そして阪神の吉川委員が出席されており、注目度の高さを示していたのではないでしょうか。
これからも、こうような勉強会には、積極的に出席していきたいと思います


事業委員会の皆様、そして宇仁美咲弁護士
すばらしい勉強会をありがとうございました。