2010年1月9日土曜日

【阪神支部】「地震災害から家族の命を守ろう」に協力してきました。

兵庫県建築士会 阪神支部青年部会では、

本部「E-ディフェンス兵庫実験研究会」が主催する講習会のお手伝いをしてきました。



阪神・淡路大震災15周年記念事業
 耐震・減災対策を進めよう
  ~地域と建築士が連携する体験講習会~


『地震災害から家族の命を守ろう!』
   身近な減災対策を地元の建築士がサポート

日時:平成22年1月9日(土) 14:00~16:30
場所:西宮市民会館及び会館南側の公園内
参加費無料

主催:(社)兵庫県建築士会「E-ディフェンス兵庫実験研究会」
共催:(社)兵庫県建築士会 阪神支部
後援: 西宮市、芦屋市、伊丹市、宝塚市、川西市、猪名川町

防災チラシ

当日の模様を阪神支部青年部の安田君に報告してもらいます。
(報告記事は、阪神支部青年部のブログからの転載です)



当日は西宮戎が始まった日で、多くの方にご参加いただきました。
まずメイン会場である西宮市民会館にて
東京大学名誉教授であり財団法人日本建築防災協会理事長である
岡田恒夫先生の基調講演を頂きました。
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続いて
岡田恒夫先生を始め
生島一明氏 (兵庫県建築指導課長)
森田 順氏 (西宮市都市局長)
静岡県地震対策担当職員様
細束真由美さん (NPO法人 阿波グローカルネット)
四宮忠明氏 (建築士:構造担当)
垂水英司氏 (社団法人兵庫県建築士会会長)
藤谷秀雄先生 (神戸大学教授)
の皆さんによる公開討論会が開催されました。
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また外部ブースでは、プロセブン株式会社さんより地震の体験ができる起震車が登場。
多くの方が震度7の揺れを体験されました。
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そのほか、木造構造の軸組み模型を展示し、筋交い等の説明を行ったり木造の「仕口」と呼ばれる
接続部分の展示説明なども行われました。
私の担当はこれ。
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・・・中に人なんていませんが、一応担当ということで。


当日に実感したこと。
震災から15年経って、街の姿はほぼ元の姿を取り戻しています。
小さな子どもたちは、震災のことを知らない子供たちも多くいます。
でも・・・
いろんな方に声を掛けさせていただきお話しさせていただきましたが、半数くらいの方から聞いた言葉。
「もう思い出したくない・・・」
いくら街は復興が進んでも、人の心のケアはまだまだ必要なんだなということ。
私たち建築士は、まさに建築のプロとして日夜頑張っています。
地域の住民の皆さんに、建物として形のあるものとして防災を進めると同時に「安心できる」気持ちを提供してあげることが必要なんだなと感じました。
そのためには、私たち建築のプロがもっと存在を知ってもらい、身近な存在として地域の皆さんの安らぎの材料となるよう頑張らなければなりません。
間もなく1月17日がやってきます。
今一度、辛いことかもしれませんがあの日を思い出して、みなさんで話し合ってみてください。

報告者:安田和人(阪神支部青年部会所属)


阪神支部の安田君、報告ありがとうございます。
私も、イベント終了後、阪神支部青年部の方と合流して
「反省会&今後についてのディスカッション」に加わったのですが、阪神支部の皆さんはいつも前向きで、そして抜群の行動力を持ってられるので、本当に感心させられます。
「防災」というキーワードは、兵庫県に住む建築士として、多分これから先もずーっと考えていかなければならないと思います。
一緒にいろんなことを考えましょう。
阪神支部青年部のブログはコチラ
最後になりますが、今回の事業の後援先を見てみると阪神支部の各市から後援を取ってられるようです。
(西宮市、芦屋市、伊丹市、宝塚市、川西市、猪名川町)
聞けば、青年部員が、各々の市を後援のお願いに廻ったとの事。
行政の方へ説明し、理解してもらう。簡単そうなことですが、実際は大変だったと思います。
廣瀬部会長をはじめ、阪神支部青年部の皆さん、本当にお疲れ様でした。