2010年6月26日土曜日

【青年委員会】「若手や構造専門会以外のための構造勉強会」開催

昨年度より準備を進めてきました「構造勉強会」を開催することが出来ました。



「若手や構造専門家以外のための構造勉強会」開催

◇日時:2010年6月26日(土) 15:00~17:00
◇場所:神戸市立教育会館 6F大ホール
◇主催:(社)兵庫県建築士会青年委員会
◇協力:(社)兵庫県建築士会構造研究会

◇対象:建築士会会員及び一般建築士
◇CPD単位:2単位

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スライドを使いながら、「RC造の耐震診断・補強について」の説明をしているところです



勉強会内容
①「RC造の耐震診断・補強について」  講師:吉岡浩一氏(構造研究会)
②「構造設計から見た建築デザインと現場」講師:福永毅氏(構造研究会)
③「構造についてのQ&A」 回答:構造研究会メンバー

14:50
勉強会に先立ち行われていた「青年委員会・定例会議」も時間通り終え、会場内に勉強会出席者が入ってきます。
会場の入れ替えも含め、少しバタバタ感はありましたが、ほぼ定刻前には、準備が整いました
15:05
定刻より5分遅れで勉強会スタート。
まずは、構造研究会世話人の四宮様より、今回の勉強会に至った経緯、そして、青年委員会と構造研究会が協力し合って事業を行うことの意義などについて、お話していただきました。
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15:15~
青年委員会、山本副委員長の司会のもと、勉強会は進められていきます。
まずは、①「RC造における耐震診断・補強について」講師は明石支部の吉岡氏です。
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内容は、とても噛み砕いた話で普段耐震診断に関わっていない私などにも判りやすく、とても勉強になりました。
16:00頃~
引き続き、②「「構造設計から見た建築デザインと現場」講師は神戸支部の福永氏です。
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コンピューターでモデリングした構造立体図と実際の施工写真などをふんだんに取り入れての講義となります。
構造設計の勉強会というと難しい話に終始してしまいがちですが、特異なデザインを構造設計という立場から可能にしていく福永氏のお話は、意匠設計士にとっても、とても面白い話だったのではないでしょうか。
16:40頃
最後は、③「構造についてのQ&A」で、構造研究会世話人の正木さんが担当してくださいました。
事前に集めておいたアンケートをもとに、構造研究会のメンバーの皆さんに回答集を作成していただきました。
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実は、この部分こそが青年委員会が最も力を入れている部分で、今後も、このような直接質問できる機会を数多く作っていきたいと思っています。
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勉強会に参加していた、阪神支部の安田委員から、「RC造の耐震診断について」の質問が出されたり
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一般参加者からも質問が出たりと、大いに盛り上がりました。
ちなみに、奥に見えるのが、山本副委員長です。準備から司会へと本当に大忙しでした。
17:00終了


青年委員会では、今回の勉強会は、あくまでも「とっかかり」の部分だと考えています。
開催前の段階では、質問する側にしても、教える側にしても、どのあたりを話題の中心とすればよいのかが、明確に判らなかった為、もしかすると「期待していた内容では無い」という参加者も居たかもしれません。
当然の事だと思います。
しかし、今回、この勉強会を行うことで、今後の勉強会の基準が出来たはずです。
ある内容については、これ以上の説明を必要としない内容もあっただろうし、またある内容については、もっと詳しい説明が必要だと思われる内容だったことでしょう。
次回からは、その部分を中心に勉強会を開いていくつもりです。
よりコンパクトに、より濃厚に、若手建築士の疑問を明快にしていければと考えています。
次回は2ヵ月後ぐらいをめどに、準備していきます。
開催の運びとなれば、また告知しますので、その際には、よろしくお願いします。
多くの方々の参加によって、この事業はどんどん成長していくはずです。


最後になりましたが、今回の勉強会は、構造研究会の皆さんお協力なくしてはありえませんでした。
無事、このように終了することが出来たのは、青年委員会の希望を最大限の協力で叶えてくださった構造研究会があってのことだと思います。
本当にありがとうございました。
この事業はまだまだ続きます。
今後も私たちの良きアドバイザーとしてご協力下さい。
この事業に関わってくださった多くの皆様
本当にありがとうございました。