2011年3月5日土曜日

【青年委員会】第11回構造セミナーを構造研究会と一緒に開催しました

2010年6月26日に行った構造勉強会の続編です。
今回も(社)兵庫県建築士会構造研究会の皆さんと一緒に開催しました。

前回の構造勉強会の時の様子はコチラ




(社)兵庫県建築士会構造研究会&青年委員会 

第11回構造セミナー
 『RC造の現場管理について』
                   ~教えて欲しい事を聞いてみよう~






日時:2011年3月5日(土) 14:30~17:00
◇場所:神戸市すまいの安心支援センター「すまいるネット」セミナールーム

◇講師:吉岡浩一氏(構造研究会)
◇パネリスト:四宮忠明氏(構造研究会)
◇コーディネータ:守時靖之氏(構造研究会)山本幸治氏(青年委員会)

◇参加費: 兵庫県建築士会会員 500円、 会員外 1,000円
◇参加者: 30名 

◇主催:(社)兵庫県建築士会・構造研究会 青年委員会(共催)

110305kouzou (12)

前回の構造勉強会の後、「今後も同じような形で一緒にやっていきましょう」と硬い握手を交わした構造研究会の皆さんと、こんなにも早く2回目が開けるなんて。
構造研究会の皆さん本当にありがとうございます。

勉強会の案内チラシはコチラ



昨年末より準備を進めてきました。
準備の為の会議も数回行なってきました。
(私は1回しか出席出来ませんでしたが・・・)
2010年12月7日に行った会議の模様はコチラ
今回の勉強会では、青年委員会と構造研究会の両方に所属している山本副委員長と堀田委員が精力的に準備を進めてくれました。(12月7日の写真に写っている二人です)
ということで、堀田委員に今回の報告をしてもらいます。


第11回 構造セミナー報告           阪神支部 堀田典孝


RC造における工事監理の基本と平成19年の法改正後の留意点の説明、構造設計者と工事監理者との意見交換を行いました。
110305kouzou.jpg
最初に構造研究会を代表して、神戸大学の藤谷先生のごあいさつ
今回の内容
1.梁主筋の定着長さ、カットオフ長さについて(RC規準2010と1999との違い)
 吉岡氏から、大梁主筋の直線定着の長さL2、L3、フック付き定着の長さL2h、L3h、大梁主筋の柱内折曲げ定着の投影定着長さLa、小梁やスラブの上端筋の梁内折曲げ定着の投影定着長さLbについての各記号の基本的な説明がありました。
110305kouzou (2)
構造研究会の吉岡氏による説明
2.構造設計者と工事監理者が異なる場合の問題点について
 現場トラブルの原因として、標準図の取り扱いについての事例をいくつか紹介して頂きました。
110305kouzou (1)
会場の風景はこんな感じ
3.各ディテールの注意点、良くある手直し内容について
 鉄筋の最小かぶり厚さと設計かぶり厚さとの関係、杭基礎の場合のかぶり厚さ、柱主筋のフック付き定着長さの取り方等についての解説がありました。
110305kouzou (10)
堀田さん
 
今回のセミナーは青年委員会との共同開催ということもあり、ワールドカフェというコミュニケーション方法を採用し、テーブルごとに質疑内容を取りまとめて発表し、四宮氏に回答して頂きました。
110305kouzou (11)
てきぱきと回答される四宮氏
このような形式を採用した事で、テーブル単位での会話が活発になり、各個人が疑問に思うことなどの意見交換も良く出来たのではないかと思いました。今後もこのような形式を参考にし、意見交換の出来るセミナーにしたいと思いました。
110305kouzou (3) 110305kouzou (4) 110305kouzou (5)
110305kouzou (6) 110305kouzou (7) 110305kouzou (9)
ワールドカフェの様子
以上で報告を終わります。
詳しくは兵庫県建築士会会報誌「つどい」5月号に掲載しています


堀田委員の報告、ありがとうございました。
さて、今回の構造勉強会の報告は、私の方でも「感想文」と言う形で「つどい」5月号の方に掲載して頂いていますので、つどい5月号が発行されましたら、改めてここでも紹介したいと思います。
それにしても、今回の構造勉強会。
はじめてワールドカフェという手法を取り入れましたので、主催する側も随分と緊張しました。
すっかり喉もからからということで、
110305kouzou (13)
いつもの麦の泡をおいしく頂きました。
勉強会の充実ぶりもさることながら、この時間も密度の濃い刺激的な時間だった事は言うまでもありません。
ありがとうございました。
(社)兵庫県建築士会 構造研究会の紹介はコチラ